新選組

1963年初出 手塚治虫

タイトルそのまま手塚版新撰組。

史実を好き勝手改変したストーリーを、先生はあとがきで「いい加減すぎた」と反省されていますが、個人的にはコレはコレで全然構わないと思う。

最近の時代劇の方がもっと滅茶苦茶やってます。

幕末の動乱期に親を殺されて、力を欲するが故に新撰組に入隊するが、逆に力とはなにかを考えさせられる羽目になる少年剣士の心情が上手に表現されているように思いますね。

ラストは先生お得意のパターンでちょっとうやむやになっちゃったような気もしますが、決して悪い作品ではないです。

突出したなにかがあるか?というと微妙なところだったりはしますけどね。

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