キラーズ・セッション

イギリス 2019
監督 マーティン・オーウェン
脚本 セス・ジョンソン、エリザベス・モりス、マーティン・オーウェン

キラーズ・セッション

殺人への欲求がおさえきれないサイコキラーたちが秘密裏に開催される自助グループ「キラー・アノニマス」に参加することで、殺人衝動を抑制しましょう、ってお互い心の内を告白しあってたら、外的要因の介在で余計に揉めた、ってお話。

アイディアは悪くない、と思います。

殺人者共が断酒会よろしく「ハイ、ケン」とかやってる絵を想像しただけでなんか笑えてきますし。

ま、想像してたような笑いはなかったんだけどね。

そういえば緊張感もなかった。

丁々発止なやりとりがハラハラするわけでもなかった。

ちなみにゲイリー・オールドマンは主演となってますけど、最初の10分ほどだけ物語に関わって、あとはほぼ傍観者というか、狂言回し状態です。

なんであんた居るの?のレベル。

ジェシカ・アルバに至ってはえっ?出てたか?と見逃しかねない有様。

ほぼ密室劇の状態でストーリーは進んでいくんですけどね、登場人物たちの会話がもう、マジでつまらなくて。

一番力を入れなきゃいけないところだよ、って。

シナリオに3人も関わってんのに何やってんだ、って。

壊れた人間しか集まってないのに、壊れた人間を演出できてないんですよね。

また、どんでん返し系のオチがどんでん返しになってなくて。

グループミーティングの主催者は時間とコスト、合理性及びリスクを勘定することができないバカなのか、と。

真相を知って湧き上がる感情は虚脱感のみ。

流血沙汰とかもお色付け程度にあるんですけどね、血飛沫が血糊感満載の安っぽさなのもテンションを下げるのに協力してくださいましたね。

テレビ映画なのか?これ?

どうでもいいけど。

ああ、そうそう、忘れてました、最後になりましたけどクソ映画です。

お金返してください、後生ですから。

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