監督、脚本 ライアン・ジョンソン
タイムパラドックスの概念が理解できてないと、前半で、あれ?ってなるかもしれませんが、バックトゥザフューチャーをご存知の方なら、多分余裕で理解できるのでは、と思います。
ちょっと細部に疑問に感じる部分もないわけではありませんが、それでも実に脚本が良くできてるように私は思いました。
直球でSFなんですけど、CGで派手に見せるのにこだわるのでなく、じっくりドラマを演出しようとしているのに好感が持てます。
現在の自分と未来の自分、それぞれの思いが錯綜し、どちらも譲れぬまま衝撃のラストシーンへとなだれ込むのが圧巻。
つまりは、閉じられた時間の輪をいかに解いてほぐすか、という物語なんだと思います。
ちょっとエンディング、ペシミスティックではありますが、とっさの判断としてああするしかなかったんだ、と解釈すれば、静かに胸を打つものがあります。
延々と広がるトウモロコシ畑が不思議に美しいです。
いつものブルースウィリスの作品とは一味違います。
ライアンジョンソンって誰だ?と調べたら、ウォーキングデッドの監督でした。
なるほど納得。
見応えあり、の1本。
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