おとぎ奉り

2001年初出 井上淳哉
ワニブックスGUMコミックス 1~2巻(全12巻)

学園もので妖怪退治もの。

伝奇アクション風なお膳立てだけでやっていくのではなくて、まだまだ物語は世界の深遠へと、ここからふくらんでいきますよ、ってな感じの内容ですが、残念ながら一切の意外性なし。

その意外性のなさにどこまでつきあえるか、と言うことでしょう、結局は。

終盤の方の巻をチラチラ立ち読みしたところ、なんだかもうハルマゲドンな、妖怪大戦争みたいなありさまになっていたので、多分2巻までの段階で判断するのは早計なんでしょうけど、そういう展開にストーリーを誘導することそのものが予測の範疇だったりもするわけです。

まあ掲載紙の性格からして、特定の層にターゲットを絞った作品だと思われるので、その特定の層な方々で楽しまれればいいと思う。

ティーン向き、でしょうか。

コメント

  1. […] とりあえず、おとぎ奉りの時より技巧はあがってる、とは思いましたけどね。 […]

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