1979年初版 山上たつひこ
秋田書店少年チャンピオンコミックス
ボクシングジムを舞台にアホな会長と、その練習生のドタバタを描いたギャグ。
全11話が収録。
絵柄も安定し、笑いも一番冴えてる頃の作品なんで普通におもしろいですが、あまり人気は出なかったよう。
手車叫春と色好増二のキャラは後に「メロンな二人」でも活躍。
作者お気に入りだったみたいですね。
双方比較して読んでみるのも興味深いかと。
最終回はちょっと投げやり気味ですが、総じてよくできてる、と私は思います。
パンチドランカー気味の会長のキャラが秀逸。
今なら絶対どこかからクレーム来ると思います、これ。
毒とばかばかしさの加減が絶妙なんですよね。
ファンなら押さえておくべき一冊でしょう。