2020年5月

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プラスティック・ナイトメア 仮面の情事

アメリカ 1991監督 ウォルフガング・ペーターゼン原作 リチャード・ニーリー 事故で記憶を失った男が、自分の過去を調べていく過程であからさまになる驚きの真相を描いたサスペンス。 ペーターゼン監督のフィルモグラフィーの中では驚くほど話題になっていない一作かと思いますが、断言します、一級品の傑作です。 […]

デッドプール

アメリカ 2016監督 ティム・ミラー原作 ファビアン・シニーザ、ロブ・ライフェルド まあ、可もなく不可もなく、といったところでしょうでしょうか。 R指定なアンチヒーローっていうからいったいどれほどゲスで下品なんだろう、と期待してたんですが、いざ蓋をあけてみればただひたすらしゃべりまくるだけでさほど […]

  • 2020.05.31

フンティーとレポンちゃん

2007年初出 いがらしみきお竹書房 バンブーコミックス これはいったいなんなんだろう、と軽くあっけにとられた1冊。 本作、4コマ漫画誌に掲載されていたみたいですが、こりゃ4コマの体裁を取り繕う絵本といってもいいのではないか、と思ったりもします。 児童文学風と言ってもいいかもしれない。 しかもなんだ […]

ロブスター

アイルランド/イギリス/ギリシャ/フランス/オランダ/アメリカ 2015監督 ヨルゴス・ランティモス脚本 ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ 独身のままでいることが犯罪とされる架空の世界を描いたディストピアSF。 伴侶と別れるや否や隔離施設に押し込められ、そこで45日以内に恋人を見つけ […]

8人の女たち

2002 フランス監督 フランソワ・オゾン原作 ロベール・トーマ クリスマスを祝うために故郷の大邸宅を訪れた家族が、偶然遭遇する殺人事件を描いたミュージカル仕立てのミステリ。 ベルリン国際映画祭ではフランスを代表する新旧大女優が集結した事が話題になり、8人の女優たち全員に銀熊賞が送られることになった […]

ソムニア~悪夢の少年~

アメリカ 2016監督、脚本 マイク・フラナガン 眠ると見た夢が現実化してしまう少年を題材にしたSF風味のホラー。 あーもー惜っしいなあ、の一言ですね。 非常にいい線までいってるんですけどね、なんだろう?やっぱりなにかと経験値が足りないのか、詰めが甘かった。 私がまず一番ひっかかったのは主人公である […]

  • 2020.05.31

ラウドの怪人

1993年初出 イワフチヤスナリ講談社アフタヌーンKC 明らかにファントム・オブ・パラダイスが下敷きになっているな、と思われる作品ですが、わかりやすい復讐劇や変身する主人公はアメコミや70年代実写ヒーローもののようであり、ラスボスがあの人という展開は香港映画のようでもあり、でも結局少年ジャンプか、と […]

心霊ドクターと消された記憶

オーストラリア 2015監督、脚本 マイケル・ペトローニ 娘を事故でなくしたのをきっかけに、なぜか幽霊を見るようになった精神科医を描いたオカルトサスペンス。 ドクター本人が怪しげな心霊治療とかするわけじゃありません、念のため。 似たような邦題を冠する作品が他にもいくつかありますが、無関係。 タイトル […]

  • 2020.05.30

マジカル・ガール

スペイン 2014監督、脚本 カルロス・ベルムト 日本の魔法少女のアニメが大好きな12歳の女の子が、実は白血病に冒されていて余命いくばくもなく・・・というオープニングからは、どう考えてもSFかホラーかダークファンタジーに転ぶしかない、と私は見立てていたんですが、これが最後まで見てびっくり、デヴィッド […]

  • 2020.05.30

ピペドン

2009年初出 羽生生純小学館ビッグコミックス 全2巻 ついに羽生生先生もメジャー化か、と驚かされた月刊スピリッツ連載作品ですが、残念ながら2巻で終了。 うーん、広く人気を博すにはやはり難しいものがあったか。 まあ内容自体、相変わらず屈折したキャラクターばかり登場してきて、主人公に至ってはアッポちゃ […]

第5惑星

アメリカ 1985監督 ウォルフガング・ペーターゼン原作 バリー・ロングイヤー 遠い未来の宇宙時代を舞台に、異星人と人類の心の交流を描いた異色のSF大作。 舞台設定そのものはありがちなスペースオペラだ、といわれればその通りなんですが、この作品が独特だったのは、人類と異星人が銀河を割る大戦争を繰り広げ […]

  • 2020.05.30

千九人童子ノ件

2010年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 作者のこれまでの作風からすると、きっとこの作品は異端なのだろうけど、本作、近年出たいわゆるホラー系の作品を圧倒的にぶっちぎって必読の傑作伝奇ホラーだ、と思う次第。 いや、怖かった。 いや、怖いというか、虚々実々の演出に酔わされてつれて行かれそ […]

  • 2020.05.30

魔法使いアッポちゃん

2009年初出 羽生生純太田出版 1巻(全2巻) 自分は魔法使いだと信じ込んでいる25歳フリーター女子の危ない活躍を描いたコスプレコメディ。 アメコミヒーローをきどる男子2人組なんかも出てきたりして、もう、ギャグなんだか、お得意のトラウマ路線なんだかわけわかんなくなってきてたりはする。 魔法少女の設 […]

  • 2020.05.30

獣は月夜に夢を見る

デンマーク/フランス 2014監督、原案 ヨナス・アレクサンダー・アーンビー 私はてっきりこの作品、北欧ミステリだと思ってたんですね。 そそっかしい思い込みのせいで最初につまづきがあったことはまあ、認めます。 あれ?なんだこの展開?え?ホラーなの?どうなってんだ?はあ?と序盤であわてさせられたのは確 […]

  • 2020.05.30

アワヤケ

2005年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 全4巻 一体何が描きたいのだろう?と2巻ぐらいまでは非常に戸惑ったんですが、ひたすら暴走と自爆を繰り返した挙げ句、全てをご破算としてしまうエンディングに、結局は全肯定なのか?とますます戸惑う。 ギャグ漫画としちゃあ中途半端だし、かといってホー […]

  • 2020.05.30

恋の門

1998年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 全6巻 作者の名を世に知らしめた出世作。 いかにも「らしい」キャラ設定の特異さや、突拍子もない展開、王道たるラブコメ的アプローチのバランスの良さがヒットの要因か、と思ったりもするんですが、私が優れてると感じたのは普通に恋愛する大人が直面するで […]

  • 2020.05.30

青(オールー)

2002年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 描けなくなった漫画家と起死回生をもくろむ編集者が何故かヤクザとかかわりあいを持ち、ヒットマンとして殺人を重ね、逃亡生活を余儀なくされるという破天荒なサスペンス。 漫画家と編集者というとなんだか特異な印象を受けますが、職業を別にすれば、まあ、こ […]

  • 2020.05.30

ワガランナァー

1996年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス でたらめに無軌道で破天荒な浮浪者3人組となぜかその3人とつるむことになる主人公のわけのわからぬドタバタを描いた作品。 タイトルに妙なインパクトがありますが内容はそれほどシリアスでない「青」や「アワヤケ」といった印象。 まだギリギリシュールで、 […]

トゥモロー・ワールド

アメリカ/イギリス 2006監督 アルフォンソ・キュアロン原作 P・D・ジェームス 全人類が生殖能力を失い、子供が一切産まれなくなった未来社会を描いたSF大作。 物語自体はシンプルです。 種の存亡の淵に立たされ、荒廃、混乱する世界で、なんの偶然か、1人の黒人女性が奇跡的に子供を身ごもる。 過去の縁で […]

  • 2020.05.29

サブリーズ

1995年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 多分作者、初の長編作品だと思うんですが、これがもう相当狂ってます。 冒頭、 ボケて巨大化した婆さんが村を壊しながら進軍。 なんだこれ、気の触れた円谷プロかよ、なんの絵なんだよ、と思いきや、主人公はそれを取材する鬱病もどきの新聞記者。 不条理な […]

  • 2020.05.29

強者大劇場

1993年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 毎回6ページから12ページの連作短編集。 各話に関連性はありません。 多分作者のデビュー作だと思うんですが、これがもう後の作品すべてをぶっちぎる勢いで本当にばかばかしくて私は大好き。 マンガならではの実験作やシュールな作品もいくつかあるんです […]

籠の中の乙女

ギリシャ 2009監督 ヨルゴス・ランティモス脚本 ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ 自分の子どもたちを世俗や危険から守らなければならないという妄執に取り憑かれた父親によって、外の世界から完全に切り離された一軒家で生活することを強要される家族の肖像を描いた不条理なスリラー。 いかにし […]

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