1993年初出 松本零士
小学館ビッグコミックスゴールド 全2巻

原作問題でなにかともめた宇宙戦艦ヤマトをもう一度自分の手でリニューアルして、と言うことなのかな、と思ったりしたんですが、これまた未完。
戦場まんがシリーズ(1973)っぽい展開だったので序盤は大きく警戒したんですが、どうやらそうではないみたい、と確信が持てたところで突然唐突に終わり。
後から調べたところによるとケースハード(1993)の一編として発表された物を再編集したもののようです。
加筆があったのかどうか、そのあたりは不明。
ちなみに物語の骨格だけで言えば漂流3000万光年と酷似してます。
とりあえず、連載が続いていればまた評価も変わってきたか、と思うんですが、この長さではなんとも感想の書きようがありません。
別の作品で戦艦まほろばが宇宙を航行しているシーンがあったので、いずれはスターシステムに組み込まれる予定だったのかもしれませんが、今となってはすべてが幻ですね。
しかしまほろばの艦長がヤマトの沖田艦長にそっくりなのはどういうことなのか。
もう色々と整理がついてなくて、またそぞろ作者の悪い癖が・・・。