2025 韓国
監督、脚本 イム・デヒ

マ・ドンソクが悪魔をぶん殴る話にしておきゃあ良かったものを・・
悪魔祓いを商売にした三人組のお話。
世界に突然、悪魔どもが跋扈しだして最後の頼みの綱がこの三人組!みたいな設定になってるんですけど、まずね、悪魔が跋扈しだした世界、ってのがどういうものなのか全然わからなくて。
あちこちで悪魔憑きが頻発して大変、ってな描写しかなく、それを地域や行政はどう考えてて、どのような弊害がもたらされてるのか等、なにも語られないものだから、どういう世界線なのかまるで想像できないんです。
ましてやなんで切り札がこの三人なのか?に至っては一切のヒントすらない有様。
競合他社はどうなってんだよ、みたいな。
ていうか悪魔憑きときちゃあバチカンが黙ってないだろ、って。
まずはバチカンが率先して動くんじゃないの?と思うんだけど、そんな気配はまるでなく。
で、なにやってるか、というと、マ・ドンソクが悪魔信仰なカルト集団を片っ端からぶん殴ってるだけ、という。
しかも謎なエフェクト付き。
こぶしが光ったり、派手な放物線を描いたりするんですね。
いやいやいやギャラクティカ・ファントムか!って(わかる人にだけわかるネタですまん)。
80年代少年ジャンプか!と思わずツッコんでしまったわ、私は。
で、私が最も疑問だったのが、主役のマ・ドンソク、悪魔祓いにほとんど関わらず、単に荒事担当してるだけの役回りだったこと。
悪魔祓いやってるのはソヒョン演じるシャロンなんですよ。
シャロン一人で全部片付く話やないかーい!と。
そのくせね、悪魔祓いのプロセスだけはやたら丁寧で凝ってる、というおかしな念の入れようでね。
もうねー、死霊館シリーズのウォーレン夫妻でも見て勉強してくれ、と。
チームで悪魔祓いをやる、ってこういうことだから、って。
バチカンのエクソシスト(2023)でもいいわ。
結論、マ・ドンソクのスター映画なんだけど、スターが劇中でさほど必要じゃないというへんてこな一品、以上。
監督はね、まず物語世界をきっちり構築するところから始めて、人物の背景や過去をしっかり描くことから勉強しなおした方がいい。
現実味のなさはここ最近見た映画の中じゃトップクラスでしたね。
マ・ドンソク、久しぶりに見たけどこんなことやってちゃ熱心なファンも離れていくぞ、って思いましたね。
原案手掛けたらしいが、やめた方がいい、悪いけど才能ない。
ばかばかしいのを込みで楽しめる人向きの一品ですかね。
ねじレート 35/100

