2024 日本
監督、脚本 阪元裕吾

面白かったが、フーテンの虎さんみたいに定番化するのは早すぎる
おなじみシリーズ第三弾。
まだ三作目のはずなんだけど、早くも様式化してきたなあ、なんて思ったり。
いつものゆるいガールズトークは楽しいし、アクションも申し分ないんだけど、ストーリーがねえ、割と同じことやってるんですよね二作目と。
いやいやこんなの、いくらでも世界を広げれるだろうに、なんでまた殺し屋VS殺し屋の構図になっちゃってんの?みたいな。
辛辣な言い方かもしれないけど、発想が貧困。
せっかく広い認知を獲得した女子高生の殺し屋二人組というおいしいキャラを安直に無駄使いしすぎ。
先輩の殺し屋、入鹿みなみのキャラを、変にまひろと近しい感じにしたのも気になった。
いけすかないドS上司のままでいいのに、なんで同じ穴のムジナにしちゃうのか、と。
以前ウケたことをもう一度やってるようにも見えるんですね。
なにか時間的な制約や圧力でもあったのか?とか勘ぐっちゃいますよね、この有様だと。
いやね、決してつまらなかったわけじゃないんです。
つねに新しい格闘アクションの図式を発案する園村健介の手腕は素晴らしいと思いましたし(今回も色々発見があった)、高石あかりの演技力及び動きが見違えるように向上してるのにも感心しましたし、伊澤沙織も相変わらず体張ってて感動したんですけど、それ故にね、もっとハードルを高く設定してほしい、って話なんです。
例えば今回は元KGBの女工作員が敵とか、人斬りで名を成した伝説のヤクザが相手とか、自衛隊レンジャー部隊の俊英と対峙する羽目になったとか、元総合格闘家のヒットマンに狙われたとか、いくらでもパターンがあったと思うんですよ。
なんで毎回、野良の殺し屋?
脚本が漫画みたいと言われるジョン・ウィック(2014~)でももう少し工夫してるわ!って(そうでもないか)。
まだマンネリ化するには早すぎるように思います。
次作の製作が進行してるのかどうか知りませんが、あるなら次は脚本家を招聘してほしいところですね。
監督がどうのこうのではなく、それぐらい予算をかけるべきだと思うんで。
まだまだこのシリーズには可能性があると思いますしね。
余談ですが、もしベイビーわるきゅーれが終わるとしたら多分バッドエンドなんだろうな・・となんとなく思いました。
高石あかりもそれに応えられる役者に成長してきた、と思いますし。
つーことは、伊澤が・・・はい、オッサンの妄想です。
結論、面白かったが人によってはまたかよ・・・ってなる可能性あり。
次を待つ。
ねじレート 79/100

